以前の記事でも少し書いたのですが、今日はカバザクラのフローリング材をオイル塗装した時のことを詳しくご紹介しましょう。
以前の記事はこちらから。
カバザクラ(カバ桜)の無垢フローリング材
我が家は合板は使いたくないということで、無垢材のフローリングを選択しました。
そして無垢材の中でも比較的安価で強度的にも優れている「カバザクラ(バーチとも呼ばれます)」を選びました。
塗装前のカバザクラはこんな色でした。
うっすらピンクっぽい白木ですね。
我が家は建具(ドア)がパイン材なのでフローリングもパイン材の方が統一感があったかもしれませんが、パイン材って柔らかいんですよね。
フローリングとして使うには傷の付きやすさの点でちょっと心配だったので我が家はカバザクラにしました。
塗装方法
塗料はリボスのタヤエクステリアのウォルナット(10リットル缶)です。
塗装はハケも少し試しましたが、途中からは全部スポンジで塗りました。
こういう普通のスポンジです。
あとオイル塗装では手袋が必須になるのですが、いくつか試した中では食器洗い用の厚手の手袋が破れにくくて一番良かったです。
こんなヤツですね。
オイル塗料は油性なので、ハケとかを使う場合は次回使うときのためにうすめ液とかで洗わないといけませんが、面倒なのでスポンジと紙皿とかを使って使い捨てる方がラクでいいです。
(洗ってもどのみちあまり綺麗にならないので)
大量のフローリングを塗るなら立てて塗った方が早い!
我が家の場合、建築スケジュールとの兼ね合いもあって、フローリングを床に張る前に塗る、という段取りになっていました。
こういう一本一本のフローリング材(長さ1820mm)を塗装する場合、恐らく、普通に考えたらフローリング材を作業台などに水平に載せて塗っていくと思います。
しかし大量のフローリング材を塗る場合は、その方法だと時間が掛りすぎると思いました。
作業スペース的にもすぐに手狭になってしまうと思ったんです。
なので私たちはフローリング材を50枚ずつ壁にズラリと立てかけて塗るという方法をとりました。
この方法だと50枚を1セットとして10回繰り返せば500枚全部を塗り終えることが出来るので、気分的にも楽でした。
※上の写真のフローリング材の上部が当たるところに横向きの木があるのが分かりますか?これは壁に立て掛けるための当て木として大工さんに仮で打ち付けてもらったものです。
※床の接地面にはダイソーなどで売っている滑り止めのゴムシートを敷いています。
※立てたままずっと放置すると、木が反ってしまうリスクが高いので、完全乾燥&保管は水平に寝かせた状態で行いましょう。
塗装手順
一般的に木材の塗装はサンドペーパーを掛けたりして下地処理を行いますが、今回は素材が無塗装のフローリング材ですので、下地処理などは必要なく、そのまま塗装に入りました。
1.壁に50枚を立てて並べます。
2.スポンジで塗料を塗りのばします。あまりベタベタに厚く塗ってしまうと拭き取りがやや面倒になりますので注意です。
3.塗装後10分~15分程度したらウエス(ボロ布)でざっと拭き取ります。時間は結構適当でいいですけど、あまり放置しすぎるとムラになります。拭き取りは磨きあげるようにゴシゴシする必要はなく、ムラを防ぐために余分な塗料を拭き取るイメージです。
4.本当は拭き取り後、数時間くらいそのまま乾燥させた方が良いのでしょうけど、我が家の場合は時間がなかったので、数十分程度で撤収し、床に水平に積み重ねて行きました。オイル塗装の場合、完全に乾燥していない(多少湿っている)ものを積み重ねておいても、後日バリっとくっついてしまうようなことは無かったです。
家一軒分のフローリングを塗るとなると大量のウエスが必要になりますので、そこは注意ですね。
こうして夫婦二人で塗った我が家のフローリング。
木の素材感が感じられるナチュラルな質感で私たち家族のお気に入りです。