注文住宅の新築時に忘れがちなことの一つにエアコンの位置があります。
工務店の担当者もエアコンの位置はよく忘れがちで、あとになって後悔される施主さんが多いんですよ、と言ってましたっけ。
我が家は間取り検討段階からエアコンと配管の位置を決めていました。
でも結果的にイマイチだったかな?という仕上がりになってしまったんです。
せっかくなのでご紹介しておきましょう。
エアコン1台につき3つの位置を考える
エアコンを設置するときは1台につき3つの位置を考えることになると思います。
エアコン本体の位置。
そしてエアコン配管と室外機の位置。
最後にエアコンコンセントの位置です。
エアコン本体の位置
既にあるエアコンを持っていくなら大きさ等も分かりやすいですが、新たに購入する場合は事前にサイズなどを調べておかないといけませんね。
最近のエアコンは小型なものが多いようで、大きめの出力のものでも縦横のサイズはコンパクトなものが多いようです。
我が家のリビングは日立のRAS-X63F2というものを購入しました。
縦横はコンパクトなのですが、思っていたよりも奥行があってちょっと存在感があり過ぎかなぁ?という印象です。
これならもうちょっと高い位置に設置した方が、存在感が薄れて良かったんじゃない?というのが妻の意見。
私的にはギリギリ許容範囲なのですけどね。
ちなみにこの写真のエアコンの高さは、本体の下端が床から2100mmの位置になっています。
エアコン配管と室外機の位置
エアコン配管(ダクト)と室外機の位置は、もしかしたらエアコン本体の位置よりも大事かもしれません。
壁に穴を開ける場所なのですから。
エアコンの配管方法には大きく分けて2つあります。
ひとつは配管を外壁に沿わせて設置する一般的な方法。
もうひとつは配管を壁の中に埋め込んで見えなくする方法です(隠ぺい配管)。
見た目だけを考えれば隠ぺい配管の方がスッキリしてて良いのですが、将来的なメンテナンスや故障時のことを考えるとちょっとリスクが高いかなと思い、我が家では隠ぺい配管は採用せず、普通に配管が見える形にしました。
その代わり、どういう形で配管を壁に這わせるかは事前にしっかり決めておきました。
外壁に這わせる配管はまっすぐ垂直に1本だけ下ろすというのが一番綺麗だと思います。
当たり前のことのように思うかもしれませんが、街中のエアコンの配管を眺めてみると意外に「一部だけ斜め」とか「L字」の配管になっているものを見かけることが少なくありません。
我が家のリビングのエアコンは家の正面の外壁、つまり一番目立つ場所に配管を這わせることになりましたので、どう這わせるか真剣に考えました。
そして外壁を這う配管がなるべく短い方が目立たなくて良いだろうということでエアコンの位置を高くしなかったんですよね。
でも今にして思えばもうちょっと高くても良かったかな?とも思います。
配管は屋外だけでなく室内側についても考えておかないといけませんね。
エアコンの後方から配管を出すのか、エアコンの横から配管を出すのかも含めて。
後方から出す場合は壁の穴に直接出しますので、室内側で配管は見えません。
エアコンコンセントの位置
最後にエアコンコンセントの位置も意外に大事です。
エアコンコンセントの位置は大体2つのパターンがあるでしょうか。
1.本体の真横につける・・・オーソドックスな形ですね。
2.本体の真上の天井につける・・・うちの工務店では多いようでした。
施主が何も指定しないと本体の斜め下とか、えらく目立つ位置になってしまうことがあるようですので要注意です。
我が家の場合はちょっと変わっていて、エアコンの配管孔の真上にコンセントを付けてもらいました。
実はエアコンの配管の位置はすんなり決まったのですが、本体の位置を決めきれなかったのです。
だから本体を配管孔の右側、左側のどちらにでも設置できるようにコンセントを孔の真上にしておいたのです。
下から見たら本体の陰に隠れるんじゃないか?という読みもありました。
でも実際は上の写真の通り微妙な感じですね(笑)
電源コードをもう少したるみなく這わせればマシになるかもですが・・・
エアコン1台取り付けるだけでもなかなか大変ですね。